UiPath CSV型式のファイルをXLSX型式に変換する

CSV形式のファイルをExcelのブックであるXLSX形式に変換する方法にはいくつかあります。

CSV形式ファイルをExcelで読み込む場合

CSV形式ファイルをそのままExcelで読み取る場合、「ゼロ落ち」と言われる問題が発生することがあります。ここでは、「ゼロ落ち」を起こすような数字文字列や日時データの危険性はが無いCSV形式データをxlsx型式に変換する方法のひとつを説明します。
過去には、Excelで読み取った後にファイルメニューにある［コピーを保存］や［エクスポート］のコマンドを使って実施していましたが、直近のバージョンではこのあたりがとてもやりやすくなっています。

まず、［Excelプロセススコープ］のアクティビティを配置します。

［Excelファイルを使用］アクティビティを［Excelプロセススコープ］内の実行シーケンスに入れます。

［Excelファイルを使用］アクティビティ内の［Excelファイル］入力部分にCSV形式のファイルフルパスを入力します。Excelファイルと記載されていますが、CSV形式のファイルを入力しても問題ありません。

［名前を付けてExcelファイルを保存］アクティビティを［Excelファイルを使用］内の実行シーケンスに入れます。

［名前を付けてExcelファイルを保存］アクティビティの
［ファイルの種類］にExcelブックを選択（デフォルト）
［ファイルパス］に拡張子なしのフルパスを入れます。

これだけの操作で簡単に、UiPathの編集画面からほとんど出ることなく構築が可能です。
パッケージを使う手もありますが、これが他の処理との連携も可能だし一番安全かなと考えています。