前のLesson2-1では分岐の使い方をまとめました。
しかし、実際の業務では2択で処理できないことも多くあります。フロー条件分岐を連ねて記載するのは生産性が低いです。ここでは、複数分岐の方法を記載します。
最初にこのLessonのお題です。
1年生が大阪城
2年生が奈良公園
3年生がユニヴァーサルスタジオジャパン
です、生徒が何年生か入力したら、行き先を表示するようにしてください。
入力は、Lesson2-1ではYes Noで入力を求めましたが、ここでは〇年生と入力してもらいたいですよね。
[入力ダイアログ]のアクティビティ使いますが、下の様に自由記入にしてしまうと
学年の数字を漢数字で書かれたり、想定できない入力をされると後の処理が大変です。
プルダウンメニューの様に、何種類かの決まった入力内容を選択で選びたいです。
[入力ダイアログ]のピロパティで[入力]-[オプション]に
{"1年生","2年生","3年生"}
と入れることで、選択入力になります。
ここまでで、一度実行してみましょう。下の様にボタン形式になります。
選択肢2個、3個ではボタン
選択肢4個以上でプルダウンタイプになります。
選択肢の結果を入れる変数を定義します。
プロパティパネルで[出力]-[結果]でResult_Gradeを変数設定します。
では引き続いて、選択肢に対する処置をしていきます。
[入力ダイアログ]に続けて[フロースイッチ]のアクティビティを接続します。
[フロースイッチ]のプロパティパネルで[その他]-[TypeArgument]を選びプルダウンをString(文字列)にします。
11個以上の分岐は次の記事を参考にしてください。
フロースイッチで判定する変数を入力します。
プロパティパネルの[その他]-[式]で先に定義した変数 Result_Grade を入力します。
[フロースイッチ]に[メッセージボックス]を4個接続します
❶のダイアログはいずれのボタンも選択されなかった場合の処理をします
プロパティパネルの
[入力]-[キャプション]に "選択ボタンなし"
[入力]-[テキスト]に "ボタンが選択されていません。選択画面に戻ります。"
を入力します。
矢印に示すように最初の学年選択の[入力ダイアログ]に接続します。
❷のダイアログに1年生の行き先を投入します。
[入力]-[キャプション] "1年生"
[入力]-[テキスト] "春の遠足は大阪城に行きます。"
と入力します。
❸❹のダイアログには、❷のダイアログと同じ様にそれぞれ2年生と3年生の行き先を入力します。
次に、フロースイッチの設定をします。
まず❶の[メッセージボックス]に向かう矢印内のマーク(この場合表記はDefault)のプロパティパネルを表示し
[その他]-[IsDefaultCase]のチェックボックスに✔を入れます。
デフォルトは他の経路で指定していないものか、何も選択されていない場合を指します。
[IsDefaultCase]は、1つの[フロースイッチ]に対して1個しか設定できません。
次に❷❸❹に向かうマークにも条件を設定します。
❷の[メッセージボックス]に向かう条件を設定します。矢印間のマークに対してプロパティパネルを表示し、
[その他]-[Case]に入力します。ここに入る値は[入力ダイアログ]で設定されるで値、ここでは「1年生」と入力します
下の様に構築できれば完了です。
実行して、1年生を選択すると下の様に表示されます。
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