ブラック企業の見分け方

ビジネスマン
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せっかく就職や転職をして就いた先の会社がブラック企業だったらショックです。就・転職は体力や精神力を使いますので、事前にフィルタしたいです。また、万が一ブラック企業に就職してしまった場合には早めの対応が必要です。

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ブラック企業の特徴と見分け方

離職者が多い

離職者の多さはブラック企業を最も如実に反映しています。離職者が多いことの理由は限られているからで、真っ先にここを見るべきです。しかし、離職率はよほどの大企業でない限り表には出てきません。なので、いろいろなところから判断しないといけません。
離職率は5%程度が正常な範囲ではないでしょうか。

就職前

会社規模と求人のバランス

会社規模に対して求人が多い。やたらとあちこちの求人サイトに名前がでてくる。
といった場合、離職率が高い疑いがあります。

会社名でWeb検索してみる

対象の会社を社名のみで検索してみて、上位(10位以内が目安)で転職系のサイトがでてくる場合です。転職系のサイトは元社員や次に転職しようとする人が閲覧します。
当然ですが、通常は会社の製品やサービス内容が上位に来ます。それを乗り越えて転職系のサイトが上位にくるのは、転職者(出入りが激しい)ことの指標になります。

聞いてみる

採用の説明などで、採用担当者に聞いてみるのも手段です。
「離職率」をズバリ聞いてみてください。怪しい会社は単純に回答してきません
離職率の数字だけに注目するのではなく
・聞いた瞬間に相手が目をそらしたり、泳いだりしなかったか
・「試用期間に辞めた人を除くと~」など条件付けしていないか
・即答出来ているか
を注意してみてください

「離職率が改善しました」のコメント

○○会社社長の○○さんに聞いてみた...のようなインタビュー記事があるなら記事内に「離職率」といったキーワードが入っていないかみてください。
離職率って取り立てて話題のキーワードにする必要が無いものです。わざわざ取り立てること自体、その会社が離職率に問題を抱えていることを示しています。

就職後

聞いてみる

同僚社員にきいてみる。ただし、就職直後でさほど親しくない状態では聞きにくいかも知れません。

書類や図面の作成者名

書類や図面の「作成」や「検討」に名前記載の人が現在いるかを見ます。
承認の欄は管理者等の場合があるので、作成の欄に注目します。
過去2~3年の文書をみて、現在在籍していない人がいないかを確認します。

定年以外で退職していく人がいる

就職後に定年以外で退職する人が多いのであればブラック決定です。
※3か月で50人規模の会社で2人以上であれば要注意です。
実際に退職していく人と会話する機会があれば大チャンスです。今更理由を隠したりしませんから。

いない人宛の電話が多い

社外からの電話で「技術部の●●さんをお願いします」「経理の△△さんにつないで欲しい」といった事は多いと思いますが、ことごとく現在在籍していない場合です。

年齢構成や平均年齢

30~40歳の人が少ない。
また、平均年齢が低い場合です。

ワンマン

社長や会長が創始者である場合に多いのですが、ワンマンの場合です。
ここで、誤解のないようにしていただきたいのですが、同族企業=ワンマンではないことです。社長がワンマン(いわゆるコントローラ)の場合、社員は意見をいえず風通しが悪くなります。
独りよがりになって人間性にかけた言動がめだち、雰囲気が悪くなります。

転職前

見分けるのは難しいです。

最初の採用面接に社長が出てくる

最初の面接は、採用担当者だけがでてくるケースが多いです。
上が出てきても採用担当の部課長や人事担当役員です。社長が最初の面接から出てくるところは要注意です。

就職後

全社集会が多い

社長の話を聞く全社集会が異常に多い会社です。大企業であれば半期もしくは四半期に一度、中小企業であれば月次の報告など一か月に一回といったところでしょうか。毎週社長の話があるなどの場合には要注意です。
また、話の内容ですが、経営数字の報告や今後の見通しについての話であれば問題ありません。精神論的で自分の思想や価値観を押し付けるような話が出てくるようであればかなり重篤です。

評判が悪い

Webの検索候補

Google検索で会社名を入力します。見るのはその後の候補です。
会社名入力の後に「評判」とか「ブラック」とか出てくるようであれば要注意です(「ブラック」が出てくるようであれば、ほぼ確ですが)。

転職サイト

まず、転職サイトで会社の総合☆数を見ます。ここで、注意が必要です。
本来☆☆☆☆☆(5つ星)の評価であれば真ん中の☆2.5が普通ですが、転職系サイトの(元)従業員の評価では2.5はかなり低いです。総合☆3以下の会社は要チェックです。
理由は2つ
・この手の評価は普通=☆3ではなく、問題がない=☆5から減点法で評価されやすい
・元従業員の評価は低いので、現従業員が意図的に高い点数で投稿し、点数操作している可能性
がある事です。

転職サイトの中身を見てみましょう。
まずここで、正社員と元正社員の比率を見ます。元正社員の投稿が正社員の投稿より多いのは、離職率の高い証拠です。元正社員による投稿比率が高い場合、正社員が口コミで記載している「会社のいいところ」は重要視しない方が良いです。

近くの食堂

近くに大衆食堂や個人経営の喫茶店があるなら、客が少ないタイミングを見計らい入ってみましょう。店主に「●●●工業さんって評判どうですか?」と聞いてみてください。
即答で「いい会社だよって」返ってきたら問題ありません。

元正社員に話を聞く

かなり困難ですが、聞くことのルートがあるなら是非聞いてみてください。

報酬の基準が不透明

貢献リンクが明確ではない

会社への貢献と報酬が明確ではないのは注意です。
基準が明確ではなく誰かの独断と偏見で決められている可能性が高いからです。

出張経費

出張は手当ての分もあるので、常識的な宿泊先、交通機関、食事をしていて赤字になるのはおかしいです。口コミなどで、「出張手当てが・・・」などが出てくるようであればチェックしてください。

給料

給料は勤務した分だけ支払われないといけません。
ブラック企業はここがあってきません「勤務時間が100%給料に計上されているか」を自分の勤務実績と照らし合わせてください。タイムカードはコピーしておきましょう。
また、「君の責任で発生した問題だから残業代発生しないよ」などと言われても権利主張しておいてください。

福利厚生やその他が怪しい

有給休暇取得

有給休暇は社員に与えられた権利です。
「正式な理由がないと認められない」といったことを言われる場合は早めの対処が必要です。
正式な理由の意味が解りません。その日はボケーっとしたいからというのでも取ってよいはずですし、理由の付与は不要なはずです。

年間休日数

大手の会社では125日ほどの休日と年20日ほどの年休(合計65日程まで繰越し可能)があります。最低限としても年間休日は年休抜きで110日以上は欲しいです。
これは休める会社が良いというのではなく。儲かっていないから少ない。また、労働者の力が弱いから少ないととらえてください。

ホームページへの会社イベントや社員全員での写真掲示など

会社は地域に根差す必要があるので、地域でのイベントなどは素晴らしいとおもいます。

でも、会社内の「社員みんなでお花見にいきました」「社員みんなでバーベキューをしました」「社員みんなで餅つきをしました」といった内容が会社のホームページに記載されている場合はどうでしょうか。誰に向けて、何を配信したいのか不明で、主旨を考えてしまいます。雰囲気のいい会社だよと社外にアピール=実情はその反対かも知れません。

トイレットペーパーがない

従業員用のトイレにトイレットペーパーが補充分を含めて常備されているかを見ます。
いまどき駅のトイレでも常備(昔はトイレ入口で購入ってのもありましたが)です。
清掃が行き届いていなかったり、トイレットペーパーがないのは要注意です。

ホームページの採用情報に見え隠れする

求人が常に掲載されいる

旬ときなしに常時掲載しているのは要注意です。中途採用だけならまだしも、新採用の常時掲載は注意です。

採用情報内に書かれている文言

会社の事業内容な行動指針が紹介されているのには問題ありません。
「チャレンジ」「他をよせつけない」「なにものにも拘束されない」とか仰々しい文言が並んでいるのは注意です。

その他注意

ブラック企業マップは参考程度かと思います。このマップは労災などが発生した表沙汰になった会社が記載されています。表沙汰にならなくてもひどい会社はあります。

対策

よく企業研究をすることにつきます。企業のWebページなどにヒントは隠れています。
また、野良(自分で求人サイト見るなど)で就職・転職するのは危険です。
大手転職サイトで、担当者とよく会話をしてすすめることである程度防ぐことが可能かと思います。

入社後にブラック企業であることに気づいたら

試用期間中であれば直ぐにでも辞めることをおススメします。
半年とか中途半端な在籍は次の転職時にマイナスの評価(すぐ会社を辞める人)になります。1か月以内とかなら直ぐに辞めて経歴に(その会社への転職自体)無かったことにするのが良いです。

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