6月後半から学校でプール授業が始まりますが、気をつけないといけないのはアタマジラミの発生です。
アタマジラミがいるのを認識していながら参加させるのは、絶対NGです。
アタマジラミ
アタマジラミは夏場のイメージがありますが、季節を問わず繁殖します。
夏場に注意を求められるのは、プール授業で爆発的に学校中に流行してしまうためです。
詳細な感染経路はよくわかっていませんが、
①寄生されている人が頭部を拭いたタオルなどにアタマジラミが付着
②ロッカーや脱衣棚などに①をおいた時に脱落
③次の人が②の場所にタオルを置く
④③のタオルで頭を拭く
といった感じでしょうか。
感染した=不潔
でありませんので、偏見等に注意してください。
発見の仕方
卵を見つけることで、発見できます。
卵は、耳の上やうなじあたりに良く産み付けられます。髪の毛のかきあげると、髪の毛の根元近くにあるφ0.2程度の白いものが卵です。
卵が見つかると、成虫がいます。頭皮をくまなく探すか、目の細かい櫛を通すと捕まられます。
フケは簡単に取れますが、卵は接着剤のようなもので粘着しており簡単には取れません。
早期発見が必要な理由
早期発見が必要な理由としては、
感染症があるから
頭皮から吸血されるので、感染症でかゆみが発生します。
頭をかきむしったりすると、頭皮へのダメージやかゆみの増加に繋がります。
爆発的に増えると手に負えなくなるから
卵が3日ほどで孵化するため、爆発的に繁殖します。
成虫が100匹を超えると処置が大変です。
先にクラスメイトなどに発見されるのを防ぐから
個体数が増えてくると地肌に成虫が見えたりします。
クラスメイトなどから先に見つけられたりするとイジメなどの温床になりかねません。
繁殖しやすい人の特徴
・女の子(髪の毛が長い)の方が、男の子(髪の毛が短い)より繁殖しやすい。
・髪の毛のボリューム(太さ・本数)のある子のほうが、ボリュームが小さい子より繁殖しやすい。
・子供の方が、大人より繁殖しやすい。
予防
髪の毛を短くすることで、危険性をさげることができます。
治療
病院に行っても、発見した卵がアタマジラミであることのお墨付きが出るだけです。
薬は処方されたりはせず、後に述べるスミスリンシャンプーを紹介されるだけです。
スミスリンシャンプーを用いた方法
高価です。数回分しか使用できないのに2000円強します。
中には、スミスリンシャンプーが殺虫剤の成分(ピレスロイド)であることから、使用を敬遠する人もいるようです。
殺虫剤といっても蚊取り線香ですし、期間も常用などではなく全ての個体が死滅する迄の限定された期間での使用であること、昔から使われ実績のある薬であることから常備するようにしています。
手順
①頭にシャワーをかけて全体を濡らします。
②トリートメントをします。
③トリートメントを落とします
④スミスリンシャンプーを用法通り使用します。
⑤付属の専用櫛で、④で死骸となった成虫をそぎ落とします。
⑥3日おきに(中2日をあける)①~⑤を繰り返します。
ティーツリーを用いた方法
スミスリンシャンプーをどうしても使いたくない場合。ティーツリーによる方法があります。
我が家で試した方法を紹介します。
手順
①トリートメント100ccにティーツリーを5滴落とし、混ぜ合わせます。
②頭にシャワーをかけて全体を濡らします。
③①を頭皮に届くように頭全体に塗ります。繁殖しやすい耳の上やうなじの上は重点的に
④20分ほどそのままにします。
⑤シラミ取りの専用櫛で、④で死骸となった成虫をそぎ落とします。
⑥頭を洗います。
⑦3日おきに①~⑥を繰り返します。
処理の間隔を伸ばしすぎたり、駆除漏れした場合はフリダシからの処置になります。
やってはいけない駆除方法
以下の処置は、絶対にしないでください。
卵は頭皮近くにしかなく、頭皮がやけどします。
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