蚊は人間にとって最も脅威となる生物のひとつです。直接生命にかかわる害はありませんが、媒介する病原菌によって日本脳炎、デング熱やマラリアを引き起こします。
これまで熱帯や亜熱帯で流行した感染症も、地球温暖化による気温の上昇で日本においても流行の可能性が多くの学者により警鐘を鳴らされています。
蚊を殺す
蚊取り線香
昔から一般的に用いられている殺虫方法です。
未だに店舗では数多く置いていることから、需要が高いのでしょう。有効成分であるピレスロイドは元々は防虫菊という植物から採取していましたが現在は化学合成で製造されています。
顕著な副作用もなく、ヤニの様なものはでるものの床がべたついたりしないのも利点です。
火を使うので、火傷や火災に注意が必要です。
電気香取
殺虫成分のピレスロイドを含んだ液体を含侵させた紙のマットや、吸収させた繊維を加熱することで蒸散させるものです。
電気的な加熱であるため火を使わず、火傷や火災の心配が低減されています。また、ほぼ１シーズン消耗品の交換がないのもあり便利です。
また、燃焼させないのでヤニの発生はありませんが、フローリングの床がべたついて滑りやすくなるので注意が必要です。主成分は蚊取り線香と同じで副作用も同程度で低いと思われますが、特にマット状のものは特有の化学臭があり気にされる人がいます。
殺虫スプレー
香取り線香や電気香取の様に長時間の持続性はありませんが手軽に噴霧できます。
蚊取り線香や電気香取をするまえに今いる蚊を弱らせたり、解放窓からの侵入を一時的に防ぐのなどに効果的かと思います。
蚊の侵入を防ぐ
網戸
網戸は蚊の侵入防止に効果的ですが、穴やすき間があると侵入されます。
編み戸の防虫剤を貼り付けたりすると効果的かと思います。
また、既に屋内にはいって潜伏している蚊には当然効果はありません。
蚊帳
既に中に蚊が潜んでいたり、出入りするときの侵入はありますが、事前に殺虫剤などで撃退したり遠ざけておけば回避できます。
殺虫成分を気にする方には良いでしょう。
近寄らせない
蚊よけスプレー
屋外、バーベキューや山登り、畑仕事などで重宝します。
肌にトラブルがある子供などへの使用は、先に少しだけ試し、刺激の有無や反応を確認してください。
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