左利きの子どもへの対策

子育て
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昨今の『子供のストレスになり、成長に良い影響がないので矯正しない』風潮があるので、家庭や小学校で特に指導されないことが多くなっていると思います。マイノリティであるという理由だけで、昔ながらの「左利きは行儀が悪い」などというのはあまりにも乱暴でありナンセンスなので、最近の風潮には大賛成です。

娘が左利きで、学校生活なんかで実際どんな苦労があるか、右利きの僕には理解しにくい部分があるんだけど。

昭和生まれの世代に比べて左利きへの理解は進んでいるように思えるわ。でも、世の中のものは基本右利きが前提なので、まだまだ苦労する部分は多いわ。

実際どこまで配慮されてて、どんな苦労があるのかを知っておきたい。

じゃあ、いろんな場面で左利きが苦労するポイントと対処方法などを下に書くね。

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食事・料理

隣席の人と肘がぶつかる

対策困難度 ★★★★★★(自分だけの対策が困難。)
これは将来にわたって困ります。
小学校であれば、事前に連絡帳などで先生に座席(二つ席を並べる場合には左側にしてもらう)などの配慮をしてくれます。
修学旅行の食事時なんかで、テーブル席にすわる着席してから隣の人と席の左右を代わってもらうことも言いづらいものです。

持ち方矯正箸

対策困難度 ★★☆☆☆☆(左手用の市場性あり)
持ち方矯正箸は大概(エジソンの箸、くぼみ付きのトレーニング箸)左用ラインナップがあり、心配ありません。

包丁

対策困難度 ★★☆☆☆☆(左手用の市場性あり)
子供用包丁にも左用ラインナップがあります。

へら・ターナ類

対策困難度 ★★☆☆☆☆(左手用の市場性あり)

急須

対策困難度 ★★★★★☆(左用がない or 市場性なし。慣れ対策のみ。機会は少ない)
いろいろ種類はありますので、自宅で使う分には左手でも使用できる(持ち手が左右限定されない)タイプを使えば問題なく対応できます。
問題となるのは、修学旅行などで旅館に泊まるなど外出先です。旅館の部屋にある茶器入れの都合なのか、下のように持ち手が注ぎ口に対して90°直角のものが多いです。この場合は熱湯によるうやけどの危険性もあるため、仲居さんや周りの人に任せるようにしてください。

図画・工作

はさみ

対策困難度 ☆☆☆☆☆(ほぼ対策不要)
工作用はさみに関しては、はさみの性能が上がったからか左右兼用のものが多くみられます。
ほぼ対策は不要と考えて良いと思います。

彫刻刀

対策困難度 ★★☆☆☆☆(左手用の市場性あり)
学校から斡旋の彫刻刀セットにはちゃんと左用がラインナップされていて問題ないと思います。

絵具パレット

対策困難度 ★★☆☆☆☆(左手用の市場性あり)
絵具パレットは持ち手(親指)を通す穴です。最近のものは左右兼用になるようなデザインになっているものがあります。

算数

直線定規

対策困難度 ★★☆☆☆☆(左手用の市場性あり)
普通の直線定規は目盛りを上にすると左側が0になります。左利きの方は右から左に線を引くので、線分を引くとき大変です。
しかし、これにも左用があり、目盛りの0位置が逆の右側になっているものが市販されています。

そろばん

対策困難度 ★★☆☆☆☆(左手用の市場性あり)
そろばんは意外にも左利きハードルは低いようです。
演算の時に上の桁が左手に隠れて見にくいという課題はあるものの、道具(そろばんや伝票フォルダ)には左利き用の設定があります。

習字・書き方

鉛筆削り

対策困難度 ★★★★★★(左用がない or 市場性なし。慣れ対策のみ。)
鉛筆削りですが、簡易的な鉛筆を回すタイプは鉛筆を時計周りに回転させないといけないため想像以上にキツいようです。
中学生くらいになると電動を使ったり、シャープペンシルを使えば解消されるでしょう(色鉛筆やクーピーペンシル使用時は解消できませんが)。

習字

対策困難度 ★★★★★★(左用がない or 市場性なし。慣れ対策のみ。)
習字の筆使いは右利きを基本としているので、左利きの子ども最も壁にあたるものの一つであると思います。左利きであっても容赦なく右での文字書きを言われます。
学校の授業であればそこまでのプレッシャーはないかもしれませんが、書道教室などに通うとなると矯正を要求されるかもしれません。中には左利きの書道を是とする先生もいるようですが、数は圧倒的に少ないと思われます。

体育

スポーツの世界は唯一左利きの優位性が発揮される場所です。

グローブ・ミットなどスポーツ用具類

対策困難度 ☆☆☆☆☆(ほぼ対策不要)
左利き優位の世界だけあって、左用道具は非常に充実しており特に対策は不要です。
苦労する部分としては、学校等で共通で所有している道具類です。個人所有であればよいですが、例えば球技大会などで共有使用すグローブやミットなどは左用があるにせよ数は潤沢ではなく苦労する場面があるかもしれません。

音楽

リコーダ

対策困難度 ★★★★★☆(左用がない or 市場性なし。慣れ対策のみ。影響する期間は短い)
小学中学年から使用のリコーダは一見左右の区別が無さそうですが、先端部分の二つ穴(右利きなら右手小指で抑える部分)が左右で穴の大きさが若干違うので、もし左利きの左右勝手に構えた場合演奏が困難になります。
左利き用リコーダなるものがあるようですが、学校の斡旋販売でも左利き用がなかったので市場性がないのかもしれません。ただし、リコーダを使用する期間は3年程度と、それほど長期間でもなく我慢できる範疇かと思います。

鍵盤ハーモニカ

対策困難度 ★★★★★☆(左用がない or 市場性なし。慣れ対策のみ。影響する機関は短い)
卓奏用パイプでの演奏時は問題ありませんが、通常吹き口の場合は右手での鍵盤操作が前提。左利きの子供には少しキツいです。しかし、こちらもさほど長期間にわたり使用しないものかと思います。

その他楽器類

対策困難度 ★★★★★★(左用がない or 市場性なし。慣れ対策のみ。)
左手用で市場性のある楽器はギター位だと認識しています。他の楽器は左手用自体が存在しないか市場性がありません。長く楽器をやりたいのなら、慣れるしかないと思います。
ピアノの様に両手を使うことが前提のものもありますし、克服は出来そうな気がします。

裁縫

ミシン

対策困難度 ★★★★★★(左用がない or 市場性なし。慣れ対策のみ。)
これは素人目にも厳しそうです。先ずは弾み車は利き手側にないので回しにくいです。また、布の引き回しも窮屈な感じがします。

裁断はさみ

対策困難度 ★★☆☆☆☆(左手用の市場性あり)
家庭科の授業が始まる前に学校から打診される裁縫道具にもちゃんと『左利き用』としてラインナップがあるので心配ありません。


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